シームダクトとは鋼板の継目を連続溶接により接合するもので、一般空調用途のはぜ成型方式のダクトとは異なり非常に気密性が高く、ステンレス製のものは耐侯性、耐食性にも優れており、精密部品、医薬品、化学、食品関連等のクリーンルーム設備を保有する各種プラント工場を始めとする分野においてあらゆる気体の搬送用途に適しています
シームダクト製造、施工においての材質、板厚、接続方法などの仕様は使用用途、納期等を考慮して納入先企業様と相談の上で選定させて頂きます
*全国対応可能
ファイバーレーザーを使用した連続溶接(CW溶接)にて製造するため、従来のアルゴンガス溶接(TIG溶接)等の溶接工法と比較して高密度の局部入熱による溶接を行うので、素材にひずみや焼けの発生しない溶け込みの深い高品質な溶接が可能となり、ダクトからの空気漏えいを大幅に低減することが出来ます
ファイバーレーザーによる連続溶接
SUS304 隅肉溶接
ファイバーレーザーによる連続溶接
SUS304 重ね溶接
アルゴンガス溶接(TIG溶接)では焼けやひずみの発生により難度の高いステンレス板1.0mm以下の薄板ダクトの微細溶接が容易となりダクトの軽量化を図ることが出来るため、現地施工の効率が良くなることや素材の軽量化によるコストダウンも見込むことができます
接続タイプは以下の3種類から選択となります
1.溶接フランジ接続(アングルフランジかプレートフランジ選択)・・・気密性が最も高い
2.ルーズフランジ接続(アングルフランジかプレートフランジ選択)・・・現場施工時の微調整が容易
3.差込接続(矩形の場合は共板接続)・・・コスト面に優れ現場施工も容易
*フランジ厚みは1.0mm以上で選択可能ですが、厚みが増すことで更に気密性も高くなります
円形シームダクト(SUS) 1.2mm
直管
円形シームダクト(SUS) 1.2mm
ルーズフランジ仕様
矩形シームダクト(SUS) 1.2mm
90°エルボ
矩形シームダクト(SUS) 1.2mm
チャンバーボックス
円形シームダクト(亜鉛めっき鋼板) 0.8mm
直管
円形シームダクト(エポキシ樹脂コーティング仕様) 1.6mm
臭突管用途